2025年版 建築物の構造関係技術基準解説書 を読んで④

(一財)建築行政情報センター及び(一財)日本建築防災協会で編集、「2025年版 建築物の構造関係技術基準解説書」が、全国官報販売協同組合から発行されました。

7月15日現在、楽天市場やamazonでも販売が始まっているみたいです。

1. はじめに

  • 建築設計者・構造設計者にとってのバイブル的な存在である「建築物の構造関係技術基準解説書」。
  • 2025年版が2025年6月30日に刊行されました。
  • 背景:近年の建築基準法の改正(四号特例の縮小、省エネ義務化対応等)により、構造分野でも大きな見直しが行われたためです。

2. 書籍情報

  • 書籍名:建築物の構造関係技術基準解説書(2025年版)
  • 発行:一般財団法人 建築行政情報センター・一般財団法人 日本建築防災協会
  • 発売日:2025年6月30日
  • ページ数・ISBN:9784864583589
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3. 60m以上の風況観測塔が時刻歴応答解析なしで可能になった

● 風力発電の調査のために建てられる風況観測塔が90mまではやりやすくなった

  • 令和4年の規制改革により、令和4年国土交通省告示1024号で90m以下の風況観測塔で一定の条件を満たせば、時刻歴応答解析(大臣認定)を必要としないようになりました。
  • 一定の条件は、告示の第1、第2に記載されています。第1では、鉄柱で支線を設けた構造、高さ90m以下、第2では、山などで人が容易に立ち入らない場所で、道路等からも離れている場所で安全上支障がないことが記載されています。
  • 構造を専門でされている方には、60m超となると”大臣認定”とすぐに思いつくと思いますが、風況観測塔については、規制緩和されました。

5. おわりに

  • 実務に即した内容で改訂された2025年版は、今後の設計業務に欠かせない一冊。
  • 新旧の比較や改訂解説をまとめた記事も今後追記予定。
  • 今のうちに入手し、申請業務に備えましょう。

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